パニック障害などの精神疾患で、自分を責めてる方も多いと思います。
「自分が弱いから病気になるんだ」
「もっとしっかりしなければ」
「周りに甘えてばかりいてはダメだ!」
そう思って責めてる方も多いと思います。
しかし、精神が不安定な時に、プレッシャーをかけてしまうと、悪影響を与えて、せっかく、薬を飲んでも、良い精神療法を受けても完治はできません。
パニック障害は、甘えや気持ちの問題でも、弱いからなる訳でもありません。
ストレスや過去のトラウマによって起こる「脳の病気」とされています。
パニック障害は、突然起こる発作が恐怖で、また起きたらどうしようという予期不安で、どんどん不安が強くなってしまい、次第に1人で外に出れなくなったり、発作が起こるのが怖くて1人では居られなくなったりします。
そんな時…
「1人で外出も出来ないなんて情けない」
「頼ってばかりで申し訳ない」
そんな考えもあるのでは?
こうやって、どんどん自分を落としいれると、自己評価が低下してパニック障害悪化の原因になります。なかなか治りませんよね。
お薬を飲んでても、精神療法をしても、改善は見られず、いつまでも治らない悪循環です。
パニック障害は、不安や恐怖をどんどん呼び込み、今まで普通に行えた事が行えなくなってしまう病気。
自分の気持ちがたるんでるからなったのではありません。
『恐怖や不安で外出が出来ない』
『不安で怖くて乗り物に乗れない』
『誰かと一緒じゃないと落ち着かない』
これは、甘えではなく、《病気の症状》です。
病気の症状なのだから、責める必要はないです。
それに、なりたくてなった病気ではありませんよね。
「今まで普通に出来てた事が出来なくて情けない」ではなく、「病気だから、今は出来なくても仕方ない」と考えること!
「みんなに頼って申し訳ない」ではなく、「今は他の人に頼るのは仕方ない。元気になったら恩返ししよう」と考えること!
そう考える事て、悪循環が徐々に好循環に変わってきます(*^^*)
パニック障害は病気だと理解すること!
そうは言っても、目に見えない病気のため、受け入れが出来ない方も多いと思います。
血圧が高いと「高血圧」
レントゲンで骨が折れてれば「骨折」
肺の中に炎症があれば「肺炎」
火傷をすれば「赤くなる」
など
他の科は、目に見えて分かるので受け入れやすいですよね。
精神疾患は目に見えないため、周りからも理解されないどころか、病気であるにも関わらず自分が甘えてるだけなのでは?とマイナスに考えてしまう。
精神疾患にかかる人は、真面目な人が多いので、受け入れが難しいですが、これは、病気の症状としっかり受け止めてください。
それが改善の第一歩だと思います。
ある程度改善してきたら、『1人でも頑張ってみよう』『色々と挑戦してみたい』と努力をする時期がきます。
不安や恐怖で、いっぱいの時は、無理せず、家族や周りに頼ってください。
家に閉じ籠る事も、周りに頼る事も、改善のためには、大切な事だと私は思います。
大切なのは『治す事を諦めない』気持ちを持つ事!
自分を責めないこと。
病気を受け入れること!
周りに頼ること!
それが、改善への道だと思います。
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